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2018年10月1日月曜日

[大人の区民大学] 往復はがきとかで申し込まなくても、無料の講座はネット配信してほしいぞ【区民が語る!中川七曲から親水都市へ】


先日、近所の地区センターで行われた区民大学認定講座『区民が語る!中川七曲から親水都市へ』に参加してきました。

折しも「江東五区大規模水害広域避難計画」が公開された時期でもあり、中川などの水害に関心もある区民が多く大盛況でした。



講師は、このエリアに住んで8代目という中川流域の町内会長さん。

明るい方で、楽しくわかりやすく話をしてくれました。

お話は、「災害時の対応」と「親水都市」の2つ。

まず災害時の対応については以下のようなお話でした。

  • 荒川が決壊したら、高さ5メートル程度の洪水が3週間続くと思ってほしい。江東五区は湖のようになる。
  • 危険が迫ったら、要介護者をはじめできるだけ区外に逃げてほしい
  • 3階以上は水が入らない(だろう)から、自宅残留でもだいじょうぶだろう
  • 町内会では、紅白の旗を各家庭にくばっている。救助が必要な家は「赤」、無事な家は「白」を掲げてもらうことにしている。
  • 自分の町内会では、モーターのついたゴムボートを用意し、水が引くまで洪水エリアを巡回する予定だ。その際に各家庭の紅白の旗を確認する。必要時にはボートに乗せて救助する。
というものでした。

かなり切実なもので、最悪の事態は絶望的でもありますが、きちんと向き合わないといけない話でもありました。

いっぽうの「親水都市」については
  • もっと水に親しめる中川であってほしい
  • 現在設置中の中川テラスも柵をなくすことも考えていいのではないか
  • 現在の森永の跡地を親水公園にしてほしい
  • 一階を親水公園や全天候型サッカー場などにし、その上に防災時の施設をつくってほしい
というものでした。

日頃の滔々と流れる中川のこと、そしていざ災害になったときの凶暴な中川のこと、いろいろ考えていらっしゃるんだなぁと思い、聞いている私達にもとても大事なお話をしていただきました。


区民大学無料講座のネット配信を!


残念だったのは、土曜日の午後でしたが参加者の年齢層が、びっくりするほど高かったこと。

区民大学は、往復はがきで申し込み(または電子申請)→参加OKの返事→決まった時間決まった場所に集合、というシステムをとっています。

決められた時間に一つの場所でしか、講座を聞くことができない?

なんのための制約?

と思ってしまいます。

いっそのこと無料講座は、中継とは言いませんが、ネットで配信してはいかがでしょうか?

せっかくのとても良いコンテンツが、限られた人にしか見られないというのはもったいない話です。税金使っているのですから。

ぜひぜひお願いいたいします。

2017年5月21日日曜日

[大人の新金線] 区民大学認定講座に参加してきた!新金線のエピソードにびっくり!




今回は葛飾区のイベント講座「新金線と用水跡、旧街道をたどる」に参加してきました。

結論から言って「すっごい歩きました!」「いろんエピソードにびっくり!」でした。

新金線エピソードを3つ紹介しますね。



今回の集合場所は高砂地区センターでした。

 

チャリで京成高砂駅のほうから、高砂商店街を抜けると地区センターです。

イベントは13時〜16時半の3時間半でした。

前半の1時間はパワーポイントを使った説明、後半2時間半がお散歩です。



写真はまだガラガラの時間帯ですが、今回のイベントは定員を上回っていたようで、ほぼ満席になりました。


配られた資料に、歩くルートがありました。

新金線沿いを高砂から新小岩に向けて歩いていきます。

新金線は今年になって旅客化の話が出ていますね。

しかし今回歩いてわかったのは、用水路や道路を超える鉄橋の多くはかなりの年月が経っているということでした。


西井堀の跡が鉄橋の下に



高砂地区センターを出て新金線沿いに歩くと、川のないところに鉄橋がかかっています。




この写真を撮っている道路自体が、以前は西井堀と呼ばれた用水路でした。現在の水元公園から下流域の農業を潤した用水路の一つです。

現在は暗渠となってしまっていますが、この鉄橋の下も西井堀という水路でありました。

新金線に旧ルートがあった!




今回最大の驚きは、「新金線は路線を変更していた」ということでした。

この地図は、1939年の地図に現在の地図を重ね合わせています。

地図中央の線路が新金線ですが、この線路は「旧ルート」です。

新金線は中川放水路(新中川)の建設に合わせ、鉄橋を短くするためか、地図上に赤く記した「新ルート」に変更していました。


今の地図で確認しておきましょう。

赤い線が「旧ルート」です。よりストレートでしたね。


新金線は複線で計画されていた



この写真みてください。

新金線のガードが奥に見えますが、手前は橋桁だけが作られています。

もともとは複線化を予定していたようですね。


この複線化の跡、あちこちに見られますよ。

新中川を渡る鉄橋にも橋のかかっていない複線化用の橋桁が残されています。

旅客化後に複線化したらスゴイですね。


区民講座はテーマに沿っていろいろ知ることができていいです。

また参加してみたいですね。